食道とは、のど(咽頭)と胃の間を結んでいる、長さが25cmの管状の臓器のことをいいます。食道は、人間が食べた食物をのどから胃まで移動させる役割をもった、食道という名の通りに食物の通り道です。
食道壁は、内側から粘膜・粘膜下層・固有筋層・外膜の層に構成されています。この食道壁が動いて、食物を胃に送り込んでいるのです。
食道がんとは、食道内に悪性の腫瘍(がん)ができる病気のことをいいます。がんは、食道の粘膜の表面にある上皮と呼ばれるところから発生する悪性腫瘍です。
食道がんの治療方法は、病気の進行の度合いや他の臓器への転移の有無などから方法が決まられます。食道がんが発見されたとき、粘膜内だけの初期の段階であった場合では、内視鏡的粘膜切除で治療ができます。
また、治癒の確率もほぼ100パーセントです。がんがリンパ節に転移、または粘膜下層まで広がっている場合の治療には、外科療法や放射線療法、化学療法などが行われると考えられます。さらにもっとがんが進行している場合には、患者さんの状態に合わせて外科療法や放射線療法、化学療法を組み合わせて治療していくと考えられます。
食道がんの手術は、胸や腹を切開する手術になります。手術に比べ、内視鏡による治療はからだへの負担が軽くなります。からだへの負担なども考え、食道がんを早期発見できるように、進んでがんの検査を行うようにしましょう。

